なぜ沖縄で不動産投資をするべきなのか?沖縄の6つのメリットを考える
これから不動産投資を始めたいと思っているものの、投資するエリアに悩んでいる人は多いと思います。
不動産投資には、他の投資には期待できない色々なメリットがあるのですが、投資するエリアによって、そのメリットが高まることもあれば、損なわれることもあります。
そこで本稿では、不動産投資のメリットを確認するとともに、そのメリットを最大化するためには沖縄県で投資すべき理由について解説していきます。
目次
不動産投資への興味は年々増加
給与がなかなか増えず、老後の不安が高まっている現代において、限られた資金をただ貯蓄しているだけでは不十分という考えがあります。
投資によって増やしていくことを考える人が増えているのです。
もちろん、投資といっても色々なものがあり、中には投機性が高く、多くの人が損してしまうものもあります。
そんな中、不動産投資への注目が集まっており、会社員を本業としながら不動産投資を副業とする 「サラリーマン大家さん」も増えています。
この背景には、上記の通り資産運用の必要性が高まっていることに加えて、低金利政策によって金融機関は融資を拡大する必要に迫られ、個人の不動産賃貸事業への融資も積極的に検討するようになったことがあります。
このため、株式投資やFXといったハイリスク・ハイリターンの投資ではなく、ミドルリスク・ミドルリターンの不動産投資に興味を持つ人は年々増加しています。
不動産投資のメリット
不動産に投資するメリットには、主に以下のようなものが挙げられます。
収益が安定している
不動産投資の収益性は、投資の中でも比較的安定しています。
正しく選んで不動産を購入すれば、賃料という形で収入が入ってきます。この収益は、 入居者がいるかぎり途切れることがありません。
主に値動きによって利益を狙い、値下がりのリスクも大きい株やFXと比較すれば、収益は安定しており、長期的な投資によって資産を増やしやすいと言えます。
投資にかける手間が少ない
投資にかける手間も、比較的少なくて済みます。
もちろん、収益性の高い不動産を購入するためには、手間かかります。
- 売りに出された物件を毎日チェックする
- よさそうな物件の情報を細かく分析する
- 現地調査を行う
このような事を行う必要があり、かなりの手間がかかるのです。
そのほか、空室対策や不良入居者対策、その他の物件管理にも手間がかかります。
しかし、 手間をかけるのは物件購入時と、何かトラブルが起こったときであり、投資期間全体でかかる手間はそれほど多くありません。
他の投資、例えば株式投資で着実に利益を得るためには、不動産投資と同じように銘柄を詳しく調べる手間が必要です。
また、株を保有している期間中、景気やニュースによって値動きが急変することに備え、常に情報を収集したり、ポートフォリオを組みかえたりする必要があり、投資の手間から解放されることがなかなかありません。
競争が激しくない
不動産投資は、投資の一種でありながら、不動産賃貸という事業としての側面を持っています。
不動産賃貸事業として考えたとき、この事業は競争がそれほど激しくありません。
他の業界を見てみれば、多くの業界で激しい競争が展開されています。
科学技術の発展が目覚ましい昨今、斜陽産業では生き残りのための競争が激しくなっています。
発展が目覚ましい業界でも、多くの企業が参入することで激しい競争が起こっています。
しかし、不動産賃貸事業はそれほど激しくありません。
エリアによっては、賃貸需要に対する物件の数が多く、競争が激しくなることもあります。
しかし、そのような一部のエリアを除けば、 比較的緩やかな競争の中で、着実に収益を得ることができます。
努力が結果に表れやすい
勉強や経験を積む努力は、どの投資でも結果につながります。
しかし、 努力や経験が活きる範囲は、投資の内容によって異なります。
例えば、株は銘柄の選定や資金管理など、購入以前の取り組みが結果につながります。
しかし、購入した後の値動きは、投資家自身の努力ではどうにもなりません。
このように、多くの投資では、努力と結果の関係が限定されていることが多いのです。
しかし、不動産投資は違います。
投資前の勉強や経験の努力が結果につながるのはもちろんのこと、投資後の努力も結果につながります。
投資後の空室対策、不動産業者や入居者との関係の構築、住環境を高める設備の導入など、色々な努力が収益性の向上につながります。
不動産投資のメリットを最大化できる沖縄
不動産投資には、上記のような色々なメリットがあります。
しかし、どのように投資するか、どこで投資するかによって、これらのメリットが最大限に発揮されたり、思ったほど発揮されなかったりすることもあるものです。
そこで、当サイトで提唱したいのが、
「不動産投資のメリットを最大化したいならば、沖縄で投資すべき」
ということです。
特殊性から考えるメリット
なぜ、沖縄では不動産投資のメリットが大きいのでしょうか。それは、以下のような沖縄の特殊性を考えると明らかです。
出生率が高い
沖縄の出生率は、全国1位となっています。
2017年9月の沖縄タイムスによれば、その年の沖縄県の出生率は、人口1000人当たり11.6人であり、43年連続で全国1位となっているのです。
これが、数年に1回だけ1位に浮上するとか、全国平均とそれほど変わらない中での1位ということであれば、必ずしも沖縄不動産投資の特殊性・優位性とは言えないでしょう。
しかし、43年連続1位ですから、もはや不動の1位と言えるでしょう。
また、全国平均出生率は人口1000人当たり7.8人となっており、 沖縄の出生率は平均より3.8人も高いことが分かります。
さらに、合計特殊出産率(1人の女性が生涯に出産する子供の数)においても、1.95人で全国第1位です。
出生率が高いほど、人口の増加率も高くなります。
人口が多ければ賃貸需要も高まると考えるのが普通ですから、不動産投資の環境は良くなります。
死亡率が低い
また、沖縄県は長寿の人が多いことでも有名です。
同じく2017年9月の沖縄タイムスによれば、沖縄県における死亡率は人口1000人当たり8.2人となっており、これは15年連続で全国最低となっています。
死亡率が低ければ、人口の減少率も低くなり、人口の増加につながります。
賃貸需要の低下も抑えられると考えられるため、これも不動産投資にメリットがあります。
離婚率が高い
このほか、沖縄県は離婚率が極めて高いことで知られています。
沖縄県の婚姻率は、人口1000人当たり5.9人で全国2位となっています。
さらに、結婚する人が多い一方で、離婚率は人口1000人当たり2.59人となっており、14年連続で全国1位をキープしています。
父子家庭・母子家庭の数も日本一です。
結婚すれば、単身世帯が減って賃貸需要の低下につながりますが、婚姻率が高いからこそ出生率も高くなるため、 不動産投資の環境を悪化させるとは言い切れません。
また、離婚率すれば再び単身世帯が増えて賃貸需要は増加します。
したがって、婚姻率と離婚率が高い沖縄県は、この両方によって賃貸需要が高まると考えられます。
人口の流入が多い
人口の流入の点でも、沖縄県は優れた特徴を持っています。
沖縄に移住する人は色々です。
東日本大震災以降、地震リスクの低い沖縄に移住した人も多いですし、沖縄の温厚な県民性や温暖な気候に魅せられて移住する人もいます。
芸術家や著名人が好んで移住するケースもしばしば見られます。
人口の流入が多い都道府県を「転入超過県」と言いますが、これは全国の都道府県のうち 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、宮城県、愛知県、福岡県、そして沖縄県の9つの都道府県に限られています。
東京、神奈川、千葉、埼玉は首都圏であり、経済的にも発展しており「一都三県」とも呼ばれます。
大阪・仙台・名古屋・博多は「四大都市圏」ともいわれます。
だからこそ、転入超過県になって当然なのですが、沖縄は県民所得が全国最下位であり、 経済的に後れを取っているにもかかわらず、転入超過県なのです。
これも、沖縄の特殊性・異常性であり、不動産投資の環境を支える一つの要因と言えるでしょう。
賃貸需要が高い
婚姻率と出生率が高く、死亡率は低く、人口の流入も多い沖縄では、人口の増加が進んでいます。
また、離婚率が高いことによって、世帯数の減少も抑えられます。
日本の人口はすでに減少傾向にあり、世帯数も今後減少していく見通しです。
しかし、沖縄県の人口や世帯は増加が予想されています。
不動産投資の最大リスクとして、空室リスクが挙げられます。
いくら不動産を持っていても、入居者がいない空室状態では賃料収入は得られません。
人口が減少すれば、相対的に空室リスクが高まるため、不動産投資の将来性に疑問を投げかける声もあります。
しかし、 沖縄県では、人口が増加傾向にあるのです。
人口が増加すれば、相対的に空室リスクは減少すると考えられます。
これが、不動産投資のメリットである「安定した収益」を高めるのはもちろん、リスクへの対応も減るのですから、投資にかける手間はより少なくなります。
投資のチャンスが見込める
このほか、投資チャンスが比較的多いことも、不動産投資のメリットを大きく引き上げています。
開発が予定されているエリアがあれば、そのエリアへの投資はチャンスとなります。
素早く投資することによって、低いリスクで高い収益性が期待できます。
たしかに、開発によって地域の環境が大きく変化し、賃貸需要や地価が大幅に上がったりすることはチャンスでしょう。
しかし、不動産投資の人気が高まった昨今では、そのようなチャンスにめぐり合わせることが少なくなってきています。
チャンス自体が少なく、投資人口は多くなったことで、なかなか投資する機会には恵まれない人がほとんどです。
しかし、沖縄は違います。
なぜならば、沖縄には米軍基地があり、軍用地が返還されることがしばしばあるからです。
返還された土地は開発の対象となるため、沖縄は 返還の機会ごとに開発が行われる可能性があり、不動産投資のチャンスも出てくるのです。
米軍基地は、終戦後まもなく米軍から接収された土地です。
そのため、軍用地として何十年にもわたって利用され続け、開発の余地は一切なかったのですから、返還後の土地は戦後間もないころと何ら変わらない、まったく手付かずの土地です。
それだけに、開発の難しさはあるのですが、 返還後の地価が非常に低いため、一旦開発となれば地価がぐんぐん伸びていきます。
中には、軍用地返還後のエリアが一等地になったケースもあります。
那覇新都心と呼ばれる地域がそれにあたり、日本銀行那覇支店、沖縄総合事務局などの公的機関が移転したり、大型商業施設も開業したことで、県内有数の人気エリアとなりました。このエリアでは、賃貸物件の収益性も極めて高いようです。
このように、沖縄県では新たに開発されるエリアがしばしば現れます。
普段からアンテナを張っておく努力をすれば、不動産投資のメリットは一層高まるでしょう。
まとめ
不動産投資のメリットを色々と解説してきました。
そのメリットをできるだけ大きくするためには、 どこで、どのように不動産投資を始めるかが重要です。
沖縄県は、不動産投資のメリットを最大化するために、非常に適した土地と言えます。
何といっても、人口の増加が長期的に進んでいくと予想されることから、収益性の維持が容易であり、空室をはじめとしたリスクの低下につながるのです。
さらに、 軍用地の返還という特殊なイベントが起こり、再開発エリアがしばしば発生することも、沖縄不動産投資の優れた点と言えるでしょう。
これから不動産投資を始めたいと思っている人は、ぜひ沖縄県を検討してみてください。