起業したいけど初期費用が乏しい…そんな人には体験型の沖縄観光ビジネスがおすすめ!

起業したいと考える人は多いものですが、実際に起業する人はごく一部です。

リスクを嫌って起業に踏み出せない人もいますが、行動力はあっても初期費用を工面できず、起業できない人も少なくありません。

そのような人には、沖縄観光ビジネスがおすすめです。

沖縄観光ビジネスならば、やり方ひとつで初期費用をかなり低く抑えることができます

本稿では、 沖縄だからこそ少ない元手で始められる、体験型ビジネスの魅力について解説していきます。

沖縄観光ビジネスの強み

軍用地投資基礎知識

当サイトでは沖縄ビジネス、なかでも沖縄観光ビジネスについて解説しています。

なぜ、数あるビジネスのなかでも観光ビジネスなのかといえば、それは近年、 沖縄で観光産業が大きく成長しているからです。

沖縄観光産業の成長ぶりを端的に伝えるならば、「 入域観光客数でハワイを超えた」と言えば分かりやすいでしょう。

観光収入ではハワイに劣るものの、沖縄県は観光産業の育成に力を入れており、いずれハワイに匹敵する世界的なリゾート地にもなり得ます。

沖縄観光業の市場規模は、今後も成長していくと考えられています。

起業する際に、斜陽産業を避けるべきことは言うまでもありませんが、できれば成長産業を選びたいものです。

今後の成長に乗ることで、事業を安定的に伸ばしていきやすいからです。

 

これだけでも、他の都道府県よりも沖縄県での起業が適していると言えますが、このほかにも、

  • 出生率が日本一高く、若年労働者を確保しやすい
  • 店舗家賃などの固定費が安い
  • 都市部のような苛烈な競争が起こりにくい

など、起業に適した環境がそろっています。

特に、人口の減少と少子高齢化が深刻な社会問題になっており、人材不足が深刻化している今、若年労働者の雇用における優位性は大変魅力的です。

沖縄であればこそ、起業したビジネスが成長したとき、人材不足に悩まされず、のびのびと展開していけるのです。

起業のハードル

日本では、一般的に起業はハイリスクと考えられています。なぜならば、起業するためには、

  • これまで勤めた会社を辞めて事業に専念する必要がある(安定した収入が断たれる)
  • 先行投資に伴い借入れの必要がある(多額の借金を抱えるかもしれない)

などのリスクを負わなければならないからです。

生きていく上で欠かせない「仕事」上の決断であり、起業によって、良くも悪くも人生を左右されることになります。

起業経験がない人にとっては、全く未知の世界に踏み込むのですから、怖いと感じて当然です。

沖縄観光ビジネスにおいても、起業に適した条件がそろっており、日本で最も起業しやすい環境であるとはいえ、起業には高いハードルを感じるはずです。

しかし、このハードルを乗り越えなければ、起業することはできません。

環境が整っており、アイデアがあり、実際に大きな可能性を秘めているビジネスでも、一歩踏み出さなければ成功の果実は得られません。

沖縄観光ビジネスの成功率は高い

起業を考えている人は多いものの、実際に起業に踏み切る人は多くありません。

起業したいと考える人が10人いれば、実際に起業するのは2人、なおかつ成功するのは1人と言われています。

しかし、これを 「起業の成功率はたった10%である」と考えるのは誤りです。

起業を考えても、実際に起業しない人は問題外です。

したがって、実際に起業したうちの2人に1人は成功する、つまり 成功率は50%と考えるべきです。

「50%では丁半博打と変わらないから危険だ」と考えるのも誤りです。

リスクマネジメントを徹底していれば、起業に失敗したところで、再起不能になるほどの痛手を被る可能性は低いです。

一方、 起業に成功すれば収穫は大きいのですから、50%という期待値は大変魅力的と言えます。

 

また、実際に起業したものの、失敗する50%の起業家には、失敗するべくして失敗した原因があります。

よく見られるのが、行動力に溢れており、起業に踏み切ったものの、行動力の一本鎗で起業したにすぎず、 無計画さから失敗するタイプです。

このような人は、成功するための軸となる方針がないため、沖縄観光ビジネスの有利な環境を活かすことができず、経営計画も資金繰り計画も立てずに突っ走り、破綻します。

一大成長産業である沖縄観光業では、不完全な計画でも、運よく成功するケースがあります。

しかし、 観光業の成長も永遠に続くものではなく、成長の途中で競合相手も出てくるため、安定的に成功を収められる可能性は低いです。

 

中には、調査不足のために違法駐車や騒音などによる近隣トラブルを引き起こしたり、沖縄特有のタブーに触れて反感を招いたりして悪評が立ち、居場所を失う人もいます。

もしそうなった場合、沖縄観光ビジネスに再挑戦する際の足かせとなり、成功を自ら遠ざけることになってしまいます。

逆に言えば、 沖縄観光ビジネスの本質を学び、しっかりと計画を立てて起業すれば、成功する確率は極めて高いと言えます。

沖縄で起業するならば、まずはこのことを知り、起業のハードルを適切に見積もることが重要です。

少ない資金で起業するには

上記の通り、一般的な起業と比べて、沖縄観光ビジネスの成功率は高いため、起業に前向きになりやすいと思います。

しかし、実際に起業するだけの行動力があっても、資金がないために起業できない、という人も多いです。

確かに、いくらビジネスチャンスがあっても、初期投資が大きいビジネスは始めるまでのハードルが高くなります。

同様に、起業後に多額の運転資金を要するビジネスも、資金繰りが困難になり、軌道に乗る前に破綻する危険があります。

この点でも、沖縄観光ビジネスは非常に魅力的です。

なぜならば、沖縄県は他の都道府県より観光資源が豊富であり、これをうまく利用することによって、 初期投資をかなり抑えられ、資金繰りも比較的容易だからです。

体験型ビジネスで初期費用を抑える

このことは、沖縄を旅行する人が、何を目的としているかを考えると分かりやすいでしょう。

沖縄の代表的な観光資源と言えば、温暖な気候にはぐくまれる美しい海や魚、サンゴ礁、マングローブなどの自然です。

沖縄観光ビジネスの手始めとして、これらをうまく活用した「体験型ビジネス」がおすすめです。

 

例えば、海ならばシュノーケリング、山ならばトレッキングの体験ツアーを売るのです。

このようなアクティビティを売るならば、初期費用を大きく下げることができます。

まず、飲食店や雑貨店などを開業する場合と異なり、 店舗を構える必要がありません

事務的なことは自宅で、接客は現地でやることによって、店舗の家賃や光熱費をかけずにすみます。

また、体験型ビジネスの商材は自然であり、 仕入費用もかかりません

顧客をガイドするための知識や経験があれば、自ら接客することで人件費を抑えることもできます。

 

つまり、体験型ビジネスは固定費と変動費をほとんどかけることなく、小資本で始められるビジネスなのです。

起業後すぐに十分な利益を得ることは難しいものです。

収入がなく、生活費を貯金で賄わなければならないこともあります。

そのような局面では、店舗家賃や光熱費、仕入費用などの支払いは非常に重く、 軌道に乗る前に資金が枯渇する危険性が高いです。

体験型ビジネスのように原価率が低い事業形態であれば、相対的に利益率は高くなり、手元にお金が残りやすくなります。当然、赤字に陥るリスクも下がります。

体験型ビジネスの具体例

体験型ビジネスについて、筆者の経験も含め、もう少し掘り下げてみたいと思います。

代表的な体験型ビジネスの一つに「トレッキングツアー」があります。私もトレッキングを趣味としており、先日、ネパールのヒマラヤトレッキングに行きました。

トレッキングでは、現地のガイドを雇いました。

このガイドは フリーランスであり、個人でツアーを受注しています。

ツアーの申し込みは基本的にメールで行なうため、店舗も必要ありません。

 

3泊4日のツアーで、料金は1人20万円。ネパールまでの交通費は客側の負担です。

ガイドは、ツアー代の20万円から、自分とツアー客の現地での交通費、入山料、宿泊費、食費などを支払い、残りが利益となります。

ヒマラヤトレッキングの場合、現地までの航空機が2万5000円、タクシー・ジープなどの料金が1万円、入山料が5000円、宿泊費・食費が1日当たり5000円、3泊で1万5000円程度です。ガイドとツアー客の1人分(タクシーやジープは乗り合いのため、全員で1万円)で考えると、20万円のうち経費は10万円となり、差し引き10万円が利益になる計算です。

もちろん、ガイドする客が増えた場合には利益も多くなります。

私の場合、友人と2人で申し込んだので、ツアー代は40万円、経費は14万5000円、利益は25万5000円です。

このように、具体例なお金の流れを見ると、先行投資がほとんどいらない、体験型ビジネスのメリットがよくわかると思います。

沖縄での具体例

沖縄で体験型ビジネスを始める人も、このガイドのように個人でツアーを展開し、ローリスクで取り組むことができます。

といっても、ヒマラヤトレッキングのように、敷居の高いツアーを考える必要はありません。

沖縄ならではの体験を、付加価値を高めるつつ提供すれば、十分にビジネスとして成り立ちます。

 

実際に成功している、シュノーケリングの体験ツアーで考えてみましょう。

シュノーケリングは、海に行きさえすれば、沖縄以外でも体験できるアクティビティです。

さらに言えば、ツアーに参加しなくとも、シュノーケルとゴーグルを持参することで、誰でも無料で楽しめるものです。

一見、ビジネスとして成り立たないように見えるでしょうが、付加価値戦略は様々です。例えば、

  • 潮の満ち引きや風向きなどを考慮し、危険の少ないエリアでシュノーケリングできる
  • 珍しい魚が見られる場所を教えてもらえる
  • 道具を無料で貸し出しており、手ぶらで遊べる

といったものが考えられます。

 

特に、沖縄のシュノーケリングでは、色鮮やかな魚が見られることが最大の魅力です。ツアーガイドの知識と経験が豊富であり、ツアー客の見たい魚をすぐに見つけてあげられるのであれば、素晴らしい付加価値になるでしょう。

知識と経験に乏しい観光客が、ガイドなしでシュノーケリングするならば、お目当ての魚をいつまでも見つけらないかもしれません。

限られた旅程の中で、ガイドのサポートで無駄のない上質な体験ができれば、観光客はお金を払っても依頼したいと考えます。

色々な角度から考えてみよう

知識・経験・体力などに不安がある人には、体験型ビジネスに向いていないと感じるかもしれません。

しかし、そのような場合でも、専門のガイドと提携しておき、ツアーが入ったときのみ依頼して人件費を支払う、といった方法も考えられます。

常に一定以上の固定費・変動費を要する他のビジネスより、ずっとハードルは低いはずです。

また、一口に体験型ツアーといっても、色々な体験が考えられます。

トレッキング、ダイビング、シュノーケリング、サーフィンといったアクティブなツアー以外にも、 アイデア次第で様々な体験が売りになるはずです。

 

さらに、体験型ビジネス以外を選ぶ場合にも、この視点が役立ちます。沖縄の観光資源を活かせるビジネスは、アクティビティだけではありません。

例えば、沖縄で飲食店を始めるならば、「綺麗な海が見える場所で、潮風を浴びながらカキ氷が食べられる」というように、 観光客にとって価値のある体験を盛り込むことで、付加価値を生み出すことができます。

体験型ビジネスは安定しやすい

最初は固定客がいないため、新規顧客の開拓から始める必要があります。試行錯誤をくり返し、思うように進まない時期もあるでしょう。

これは、体験型ビジネスを含め、全てのビジネスに共通することです。

しかし、事業が軌道に乗ってからも安心できません。

一度は軌道に乗った事業でも、安定を欠けばやがて行き詰ります。軌道に乗った上で、なおかつ安定させるなければ、事業を成長させることは不可能です。

そのためには、リピーターの獲得が欠かせません。

リピーターが多ければ、新規顧客の開拓に行き詰っても、リピーターが売上をもたらしてくれます。

安定している会社ならば、ほぼ例外なくリピーターの獲得に腐心しています。だからこそ、特別な体験を提供して「 次はどんな体験ができるかな、また利用しよう」と思わせたり、アフターケアを徹底して「 安心して利用できるから、また次回も」と思わせたり、様々な工夫をしているのです。

 

上記の、ヒマラヤトレッキングのガイドもそうです。彼はカメラマンとしての腕も一流で、クオリティの高い記念写真を撮ることができます。

また、ネパール人でありながら、日本人と変わらないレベルで日本語を話すことができ、なおかつ喋りも面白く、ツアー客を飽きさせません。

このほか、大の親日家であり、しばしば日本を旅行するのですが、その際には「ナマステパーティ」なるイベントを主催しています。このイベントでは、このガイドを慕う日本人が各地から集まり、様々な交流が生まれます。

このようなガイドであれば、もはや他のガイドに依頼する理由はどこにもありません。

彼に会うためにツアーに申し込む日本人もおり、もはやリピーターというよりも「ファン」に近く、彼のツアーは3ヶ月先まで一杯という盛況ぶりです。

 

もっとも、これから沖縄で体験型ビジネスを始める人の多くは、このガイドのように多芸ではないでしょう。

とはいえ、このガイドがそうであるように、 ツアー客の満足を高めるために工夫を重ねていけば、やがて根強いリピーターが増えていき、事業は安定します。

これが、体験型の沖縄観光ビジネスの魅力でもあります。

多くの事業において、リピーター獲得のためには、膨大な時間と労力をつぎ込む必要があります。

飲食店ならば、研究を重ねて新しい料理を生み出したり、調理技術に磨きをかけなければなりません。

ライター業ならば、何千万文字もの執筆を通して、文章力を高めなければなりません。

それに伴う支出も避けられません。

 

一方、体験型ビジネスは時間・労力・コストの全てにおいて優れています。

なぜならば、 体験型ビジネスの商品は体験そのものだからです。

多くのビジネスでは自ら手掛けた商品を売り、その商品によって顧客の満足度やリピート率が大きく左右されます。

これに対し、沖縄での体験型ビジネスでは、誰が見ても美しく、文句のつけようがない、沖縄の自然を満喫する体験が商品ですから、ほとんどの顧客が満足します。

そこへ、満足を高めるための少しの工夫があれば、リピート率は上がります。

他の業種と比べて、圧倒的にリピーターの獲得が容易であり、安定しやすい事業なのです。

まとめ

起業には不安がつきものであり、初期費用がかかることに悩んでいる人も多いでしょう。

しかし、本稿で解説したとおり、沖縄観光ビジネスであれば、体験型ツアーなど初期費用のあまりかからない事業を手掛けることも可能です。

初期費用の安さに加えて、利益率が高く軌道に乗りやすい、リピーターの獲得が容易で安定させやすいなどの魅力を備えています。

様々な事業がある中で、これから沖縄ビジネスを始める人にうってつけのビジネスですから、是非一度、検討してみてはいかがでしょうか。

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